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リーダーシップにおけるクレディビリティ

資源をほとんど持たずに、「動きを創りだす」ためには、「信頼」と「クレディビリティ」が必要だと考えます。

期待できる、実現するだろうと感じてもらうこと→「信頼」 信頼を目に見える状態で示すこと→「クレディビリティ」


「社会的資産としての企業家 「企業家価値」創造におけるクレディビリティ機能」 」(2001)より抜粋 Azusa Ami, Ph.D.
「企業家は、新しい価値を創造するための資源をもっていない。まったく新しい資源を獲得するか、既存の資源を新しく組み合わせるために別の資源を調達するか、既存の資源を加工するための方法を工夫するか、など新しい資源やアイディアなど創り出さなければならない。

なにもない段階で資源を獲得するには、資源提供者の期待に応えるという信頼を得ることが重要になる。信頼を得るためには、企業家が、資源提供者が期待するなにかを実現するだろうというクレディビリティを示す必要がある。
これまでの組織研究において、クレディビリティの研究はほとんど行われてこなかった。
クレディビリティとは、「信用できること、確実性」などと訳される。Bhide(2000)は、企業家を不確実性、投資、リターンの3つの次元で5つの類型に分類したが、どの類型の企業家にとってもクレディビリティが重要であることを示唆した。
一般的なクレディビリティという用語にも、同様の意味があると考えることができる。たとえばクレディビリティという用語は、心理、経済、政治などさまざまな学問分野で見られる。たとえば、幼児虐待における幼児の証言のクレディビリティというような心理学的なとらえ方[1]、時間の流れによって最適解が変わってしまうという経済学的なクレディビリティのとらえ方[2]、国際関係において政府の情報公開がどれだけ信憑性があるかというクレディビリティの問題に示されるような政治学的なとらえ方[3]、などである。
しかし、いずれの場合においても、クレディビリティは「実現確実性」、あるいは「起こり易さ」を意味していると考えられる。
たとえば、幼児虐待の例の場合は、幼児の証言が本当に起こっていたことなのかどうか、実現していたことなのかどうかという問題である。時間の流れによって最適解が変化するという場合は、ある時間の最適解が次の時間にも実現するかどうかという問題であり、また政府の情報公開の場合は、政府…

「動き」を創りだすリーダーシップ

わたしはリーダーシップを、「動きを創りだす働き」だととらえています。

「自分の動き」でもいいし、「他人の動き」でもいいし、「集団や組織の動き」、あるいは、目に見えない何かの「動き」でもいいわけです。

動きを新しく創れば、新しい価値が生まれます。プラスかマイナスか、小さいか大きいか、いろいろありますが、なんらかの新しい価値が生まれます。

起業家・企業家は「動き」を創りだす人 ビジネススクール時代は、動きを創りだす企業家の研究を通じてリーダーシップ研究を行いました。

図表)さまざまな企業家のとらえ方
研究者 年 企業家概念 Cantillon 1725 先見の明をもち、危険を進んで引き受け、利潤を生み出すのに必要な行為をする者 Say 1803 他者を結びつけて生産的な組織体を形成する行為者 Menger 1871 予見に基づき資源を有用な財に変換する変化の担い手 Marshall