2012/06/01

進化する教科書「リーダーシップ」を創ろう!プロジェクト


競争で弱者をつくるリーダーシップではなく、

だれもが独自の特技をもち、「好きこそものの上手なれ」を活かし、

だれもが自己実現するリーダーシップ、 
健全な心、良心、弱者を弱者にしない心、 
だれもがふつうの人として生き生きと暮らせる社会、 
そういうリーダーシップ教育を創っていきたいと考えています。 

進化する教科書<リーダーシップ>を創ろう!プロジェクト責任者 
リーダーシップ研究大学 共同創立者/主任教授 網あづさ, Ph.D.




以下サイトより転載
http://www.e-uls.org/ela/403



未来のリーダーシップ教育を創りだす最初のステップとして、教科書創りは欠かせないものです。


リーダーシップの教科書は、経営学や組織行動学の一部として解説されている場合が多く、リーダーシップそのものを始点として研究された教科書はほとんどありません。

リーダーシップ研究大学では、20世紀の経営や組織行動を始点としてリーダーシップにアプローチするのではなく、より人間的・環境的視点からアプローチ し、生活、社会、倫理、起業、事業、創造、芸術、健康、スポーツ、グローバル化、ソーシャルメディア、コミュニケーション、コーチング、キャリア・カウン セリングなどなど、あらゆる現代のリーダーシップ現象を理論的にまとめ、新しい21世紀のリーダーシップの提言を試みる教科書を創りたいと考えています。

未来のリーダーシップ教育を創りだす最初のステップとして、教科書創りは欠かせないものだと考えます。この教科書は、リーダーシップ研究大学による執筆・ 編修となり、本校履修生、OB、教員、本校研究員、協力者たちの力でまとめていき、時代の流れとともに改訂を重ねていきます。

時代の流れとともに「進化する教科書」を作り続け、執筆者の担当するテーマが、執筆者にとって生涯の専門領域になり、執筆者はその分野での第一人者になり、その研究成果が世の中に役立っていくことを期待します。


リーダーシップ研究大学では、この新しい教科書創りの活動に共感、共鳴、協力してくださる方々の応援をお願いいたします。




なにか変えたい、なにか伝えたい、なにかやりたい、でも、ひとりでは影響は限られています。

わたしたちの周りには、なぜそうなのか、どうすればいいのか、自分なりの言葉で自分なりに工夫し、自分なりの論理で人々に伝えたい、そういった人々が集まっています。

わたしたちの武器は、リーダーシップ(影響)に対する研究意欲とその社会への効果に対する強い希望です。リーダーシップ(影響)は実践するものですが、な ぜそれが人々や社会にとって良いのか、どうすれば人々や社会にとってより良くなるのか、そういったことを研究し、多くの人々が容易に活用できる行動ツール として創り上げていきたいと思っています。

博士課程や修士課程での鍛錬は、そういった研究活動のための土台作りです。単に課程修了だけをめざすのではなく、単に物知りになるためではなく、自分の言葉で責任持って説明し行動できる「使えるスキル」としての証明であり資格です。

また、博士号は研究の集大成ではありません。「これから研究します」という最初の免状に過ぎません。だれでも「自分の考えや説明力を極めたい人」は、博士 号候補者です。これから日々、自分なりに考え、自分なりに調べ、自分なりの結論を出し、また自分なりの問題提起をするといった試行錯誤を繰り返していくの です。

人々や社会をより良くするための研究・啓蒙活動を、「世の中にモノ申す博士号集団」として行なっていきたいと思っています。





行動科学の展開

「入門から応用へ 行動科学の展開」生産性出版 2000年刊 
ポール・ハーシィ、ケネス・H・ブランチャード・デューイ・E・ジョンソン共著
山本成二・山本あづさ(網)共訳

現代のリーダーシップ・モデルのもとになる多数の先行研究が紹介されており、人材開発や能力開発領域の人々や経営学の学生たちにとっては、40年近く教科 書として使われてきています。リーダーシップ研修やリーダーシップ研究を行なっていく上で、わたし自身も30年間、バイブルとして常に活用しています。

本書は、2012年現在、第9版が出版されており、近々、第10版が出版されます。 翻訳は第7版までですが、初版から40年近く、世界でロングセラーを 続けています。生きている人間活動を扱うリーダーシップ理論ですから、時代々々にあわせて、必要な改訂を行ってきているのです。

わたしたちも、このように時代の要請にこたえる「進化する教科書創り」をめざします。

時代は急激に変化を遂げ、予測できないほど混沌としてきています。組織の境界があいまいになり、非正規雇用が増加し、ソーシャルネットワーク力に代表され るさまざまな影響力の変化が起こり、また、地球温暖化や異常気象によって生活や生命すら危険にさらされるなかで、20世紀の組織論や経営論をもとにしたリーダーシップ論だけでは不十分です。新しいリーダーシップの枠組みが必要です。

新しいリーダーシップの枠組みを、多くの教育リーダーたちに理解していただけるように、本書のように、「関連する先行研究を多数わかりやすく解説し、新しい枠組みを展開する」という教科書を創りたいと思います。



組織マネジメント戦略

「組織マネジメント戦略」有斐閣 2005年刊 
慶応義塾大学ビジネススクール編 高木晴夫監修

第9章の「リーダーシップの発揮」執筆を担当しました。本書は、経営学の良い教科書が日本語にないということで、高木教授が慶応義塾大学ビジネススクール(KBS)の教員や学生やOBに声をかけて、全員で執筆したものです。

KBSのものの考え方、価値観、教育方法(ケースメソッドなど)という共通の背景をもつ仲間で執筆したので、理論的にも一貫性がありますし、教科書としてのひとつの統一的な流れがあると思います。

本書は、組織マネジメントの教科書としてまとめられました。リーダーシップはほんの一部にすぎません。これから創ろうとしているものは、未来の日本を創る子供たちや若者を教育する「教育リーダーのためのリーダーシップ教科書」です。

教科書は、まとまった一貫性のあるメッセージを伝達する手段のひとつだと思います。執筆者たちが、世の中にあるさまざまなリーダーシップや関連する先行研究をしっかり議論し、なにが足りていてなにが足りなのかを吟味した上で、筋道の通った新しい枠組みを創りだす必要があると思っています。

そのためには、教育や理論的背景を仲間で共有していく必要があります。リーダーシップ研究大学が、その役割を果たしていきたいと考えています。



新しい教科書を創ることは、未来の人材への大きな投資です。

短期的な見返りはほとんどなく、はてしなく続く地道な作業の繰り返しです。

しかし、創りあげたときの充実感や達成感は大きなものだと思います。
また、教科書を創りあげる過程で、高度な専門知識や思考力が養われます。

教科書創りで得られる能力は次のようなものだと考えています。この能力は、やり遂げた人の重要な資源になると思います。
  • 先行研究をしっかり勉強することで得られる基礎知識
  • 基礎知識を踏まえた上で、新しいリーダーシップについて筋道の立った提言を行える能力
  • 教科書の読者を想定して、読者に思考や洞察を促す能力
  • 難解な理論もわかりやすく説明する能力
  • 文章構成力
  • 知的表現力
  • 校正・編修の能力
  • やり遂げる忍耐力
  • などなど・・・・ 

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本校は、社会人のためのインターネット大学院です。

自由な時間に、自由な場所で、小論文をまとめていき、その積み重ねで単位を取得していき、最終的に学位取得となります。これらの小論文は、研究ノートとして電子出版をしていくこともできます。

小論文や研究ノートをまとめていく作業そのものが、教科書創りの土台になります。ぜひ、執筆者のひとりとして、ともに活動していただければと思います。

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未来のリーダーシップ教育のための教科書創りに共感、共鳴してくださる方々からの応援も感謝いたします。

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