2014/07/12

自分アジェンダ®はいきがいのもと!

自分アジェンダ®ってなに?

アジェンダは聞いたことあるけど、自分アジェンダ®ってなに?
アジェンダっていうのは、たとえばある政党が目標にしていること、会議でいえば、今日何を話し合うかが書かれたシート、わたしの理解はそんな感じでした。

Wikipediaで調べると、次のようなものが出てきました。まぁ、だいたいこんな感じ。
会議における検討課題、議題、議事日程。(公的機関の)スケジュール、行動計画、日程表。ラテン語の「agenda」(「行動する」という意味の動詞「agere」の動形容詞「agendum」の中性複数形)に由来する。

ところが、リーダーシップについて学習すると、アジェンダとは方向性のようなもの、よく使われる言葉でいうと、ビジョンや目標、だということがわかりました。ビジョンや目標という言葉を使ってもいいのではないかと思いますが、アジェンダを使うことで、もっと広い意味での方向性を感じるのではないかと思いました。

「○○する」「△△する」といったような具体的なビジョンや目標がなくても、なんとなくイメージで「こうしたい」というものがあるとき、それがアジェンダになるのではないかと思います。あまり縛られずに、だいたいその方向性で、失敗しても軌道修正しながら、なんとなくその方向性で、と思えば、結果ありきではなく、思い切りやりたいことをやれそうな気がします。


目標は大事

毎日雑多なことに負われ、やらなければならないことに振り回されていると、忙しいばかりで、なんだか充実感が出てこないということはないでしょうか?

忙しいので身体はとても疲れています。でも、なんだかつまらない、やる気が出てこない、幸せ感がない。。。

たとえば、わたし。
社会人になって、家庭を持って、責任もいろいろ増えてきて、やらなくちゃと思うことが多いと、毎日が多忙で、あっという間に日々が過ぎて・・・

振り返ると、子供のころ、毎日が快晴(心が)、身心ともに爽やかで、よく眠れて、毎日楽しいことがあると思えていたことを思い出すと、「あれ? なんで今、こんなにつまらないんだろう?」、「なんで眠れないんだろう?」と思ったりします。

そんなとき、「来週末、たまには○○レストランで食事しようよ」という約束をすると、ちょっとウキウキします。来週末までの1週間、やりたくなくて溜まりに溜まっていた仕事も「よし、終わらせちゃおう!」と思って馬力が出ます。

やりたくない(?)仕事も、なぜ自分はやっているだろう・・・と考えなおすと、「そうそう、この作業にはこんな意味があって、最終的には○○につながる、わたしにとってプラス」と見直すことで、新たな目標設定になります。

目標は、どんなにささいなものでも、本人にとって意味があれば、とても重要です。
やる気のもとになります。


自分の人生、自分の生活のマネジメント

マネジメントやリーダーシップという言葉を聞くと、仕事のことだと思われがちですが。。。
自分をとりまく人々、自分の人生や生活にかかわる人々、自分の人生や生活に影響を与える人々、自分が影響を与える人々、お互いに助け合い、楽しい人生をわかちあう人々、そのようにとらえると、周囲の人々は、自分にとって人生・生活を充実させてくれるチームメンバーだと考えることができます。

このチームのリーダーは? 目標は? メンバーは? メンバーに期待することは? メンバーのレディネスは? 有効なリーダーシップは? 必要なパワー基盤は? 
状況対応リーダーシップ®だと、こんな風に考えるのですが。

自分の人生・生活ですから、リーダーは自分です。
目標は? 仮に楽しい人生、充実した人生、生きがいを感じる人生、幸せな人生を生きたい、そんな感じでしょうか。
メンバーは? 自分の人生・生活を充実させてくれるメンバーは、家族、友だち、仕事仲間、お客様、取引先、近所の人々、知り合う人々、ペット(?)、その他いろいろ、人それぞれ、・・・・

周囲の人々に囲まれて、自分が充実した人生や生活を送りたいと思ったら、メンバーたちに自分の目標(こう生きたいという思い)を知ってもらうことが近道かと思います。

行動科学では、リーダーとメンバーがチーム目標(下図では組織目標)を共有していればいるほど、目標達成の程度も高くなると言われています。

下図の「マネジメントの目標」はリーダーの目標です。「個人の目標」は、マネジメントに従っている個人、つまりチームメンバーの目標です。リーダー(マネジメント側)としての自分の目標と、チームメンバーの目標が一致していればいるほど、その目標が達成される程度が高いと考えられています。




それはそうですよね。「こう生きたい」という自分の目標をメンバーたちに知ってもらうわけですから、自分の周りに集まってくれるメンバーたちは協力してくれますよね。

逆に、自分の目標が知られていないと、メンバーたちもどう協力していいかわからないので、別の方向にいってしまいます。みんなの力が分散されて、目標の達成の程度は低くなります。




自分アジェンダ®を伝えよう

目標というと、具体的に「いついつ、どこどこで○○する」というイメージがあるので、自分の人生や生活についての漠然とした夢、希望、「こうしたい、こうなりたい」という思い、方向性をアジェンダとして、自分自身についてのアジェンダを自分アジェンダ®と呼んでいます。

目標をメンバーに知ってもらえれば知ってもらえるほど、達成しやすくなると言われているのですから、自分アジェンダ®も周囲にいてくれる協力者たちに知ってもらうことが大事だと思います。

わたしの場合は、当面、これ↓が自分アジェンダ®です。
「進化する教科書<リーダーシップ>を創ろう!」プロジェクト

状況対応リーダーシップ®だと、この後、「知ってもらう」というタスクについて、メンバーたちのレディネスはどの程度? レディネスにあわせて、自分アジェンダ®を達成させるために有効なリーダーシップはどんなスタイル? そのスタイルに有効なパワー基盤はなに? といった課題が出てきます。

こんな風に筋道を立てて、知ってもらう成功率を高めるわけです。知ってもらうレディネスが高まるということは、単に知ってもらうというより、理解して共鳴してもらうということになりますね。協力度を高めるには、相手の「知る」レディネスを高めなくちゃいけない。

いくら親しくても、「そばにいるんだから、わかるでしょ!」だけでは、本当に知ってもらうのは難しいですね。



* 自分アジェンダ®は株式会社AMIの登録商標です。