2013/02/14

アジェンダ・レベル-自分アジェンダ®をより存在レベルへ

「アジェンダ・レベル」

なにがもっとも重要かと、いろいろ考えていますが。。。
やっぱり「アジェンダ・レベル」だと感じています。

難しく考えれば、いろいろあるかと思いますが、直感的に考えれば、わたしたちの感覚は、少なくても、行動、意識、価値、存在の段階があるように感じています。

行動は、実際に行動するレベル。
意識は、「頭」で考えて、そうだろうと思うレベル。
価値は、「心」、つまり気持ちで感じるレベル。
存在は、頭でも心でもなく、自分では意識しないところで欲する欲求、使命のようなレベル。

これを「自分アジェンダ®」と呼んでいるわけですが。
「自分」という用語をどのように表現するか、現在、思考中。「自分」というと、物理的な自分だけの欲求に叶うこと、とても自己中心的なこと、と捉えられる可能性があります。

ここで表現したい「自分」は、物理的な「自分ひとり」ではありません。「自分が大事にしたいすべての世界」です。

アジェンダ・レベル

アジェンダ・レベルには、少なくとも、下記の3つのレベルがあると思います。



一つ目は、「現実的」と現代の人々が認める「モノ、目に見える行動や意図」のレベル。目に見える「モノの世界」、つまり物量的に図れるモノです。この場合は、「競争」が可能です。現代のわたしたちは、おそらく、この「競争の世界」で評価されていると思います。


レベル 基軸 制限 内容
調和のレベル 目に見えず、感じることもできないもの、<存在、使命、やらずにはおれないこと> 制限なし 方向性をもたないエネルギー、たゆたう、ほとんど共有、存在の充実
自由のレベル 目に見えないもの、でも感じることができるもの、<気持ち、価値観> 共有できるかできないか、疎外感を感じさせることもある 「気持ち=エネルギー」なのでフリーエネルギー、方向性(価値観)を持つエネルギー、したがって共有できるかできないか、納得感・疎外感あり
競争のレベル 目に見えるもの、<モノ、行動、意図> 物質およびエネルギーの量に制限あり 所有権競争、希少価値競争、気持ちにも優劣をつける、大多数の基準で振り分けが生じる、勝者・敗者の区別あり


二つ目は、眼に見えないかもしれないけれど、多くの人たちが認める「価値観の世界」です。価値観は、共有できる人たちの間では、説明するまでもなく共有できるものですが、共有できない人にはわかってもらえない世界です。でも、共有したら、気持ちという力強いエネルギーが同じ方向に向かう強力なパワーになります。

この世界では、競争ではなく、自分の価値観、自分の仲間の価値観が重要なので、競争というより、「わたしはこの価値観で生きている」という「自由な気持ち」で生きていくことができます。その意味では、共有できる「納得感」、共有できない「疎外感」がはっきりわかれるパワーになると思います。

三つ目は、目にも見えない、感じることもできない世界です。でも、それを実行しなかったら、落ち着かない、やらずにはおれない、やらなかった焦燥感、不安感、不足感を感じるような、そういった感覚です。

「やっていない、だから焦燥感、不安感、不足感を感じる」 というように「やっていない」からすぐに感じるよな直接的な感覚もありますが、それだけではなく、「やらなかった」、その後数年後、あるいは数十年後に無意識に感じるような焦燥感や不安感もあります。

「目に見えない、感じることもできない」、でも、感じることができないけれど、それがわからなかったら落ち着かないような、いらいらするような、不安を感じるような、そんな感じ、自分が生まれてきた存在的な根拠を問いかけるような、そんな感じ・・・

わからなくても、それが奥深いところの「自分」、「自分の内なる世界」だと思います。

それを感じると、競争しなくちゃいけない世界や、自分の価値観を問いかけなければいけない世界、を超えて、競争も自分の主張も超えて、自分が大事にする大きな世界に、そのままいていい世界に落ち着けるのではないかと思います。