ビジネススキルとしての博士号


 ビジネススキルとは、ここでは「持っているものを活かす」スキルととらえます。能力を活かして収入を得るスキル、性格の良さで人間関係を広げるスキル、知識や能力を活かして社会に貢献するスキル、そういう付加価値を生むスキルです。

どのようなものでも「持っているだけ」では価値は伝わらないので、他人にメリットがあるように「役立てること」で価値を創ります。価値あるものをお互いに役立てあい、助けあったり、対価を支払ったりします。

もう何年も前から高学歴ワーキングプアという言葉を聞くようになりました。学歴の高い人たちが就職できず、仮に出来ても定収入を得られない、ウィキベディアによると学歴難民とも呼ばれるそうで、博士号取得者にもいるということです。

学歴難民(がくれきなんみん)とは、主に一流(難関と言われる)大学大学院を卒業しておきながら、一流(と言われる)企業に就職できず無職ニートになったり、希望する職や自身のプライドの許す地位に就けず不本意な就職を強いられたりしている人々をいう。高学歴ワーキングプアとも呼ばれている。
学歴難民は、社会的地位のみならず、自らよりも低学歴(高卒や専門学校卒や偏差値下位といわれる大学の出身者)とされる人物が立派な職業に就いたりしている様な事態を横目に見て、『一流大学卒である』というプライドを打砕かれて不安定雇用(プレカリアート)に泣き寝入りしているなどの心理的トラブルも抱えている。このような例は多くの国や地域でみられるが、日本では『ニューズウィーク』日本語版200667日号の題名「学歴難民クライシス」から流行した。また、1930年代前半の日本では「大学は出たけれど」と呼ばれていた。博士号を取得したにもかかわらず定職に就けない(オーバードクター)人間を含む場合もある。


何年も何年もお金と時間と労力をかけて博士号を取得しても、定収入を得られない貧困に陥るのでは何のために学位をとったのかわかりません。博士号取得者に限らず、有名な一流企業ばかり受けて不採用通知をたくさんもらうという話もよく聞きます。

 「プライド」と「(不安定雇用に)泣き寝入り」という心理的な矛盾を同時に抱え、自分で出口を塞いでしまっているのかもしれません。ちょっと目先を変えて、自分の得意分野が活かされるような企業を選べば、別の可能性があるかもしれないのに。博士号も同じだと思います。ちょっと目先を変えて、自分の得意分野が活かされるようなチャンスを見つければ、新しい可能性があります。

自分の行き先の出口を塞がずに、別の視点を持って新しい世界へのステップを見つけ出すこと、自分なりの、身の丈の、自分だからこそできる、自分が持っているものを役立てて、自分の付加価値を高めること、このように自分を活かすスキル、それは自分のためのビジネススキルではないでしょうか?


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